地球温暖化が問題となっている近年、排気ガスを出さないオール電化の住宅が増加しています。
オール電化にリフォームされた中古住宅を検討している方も、多いのではないでしょうか。
そこで今回は、オール電化の中古住宅にどのような設備が付くのか、どれくらい電気代がかかるのかを解説します。
オール電化にリフォームした中古住宅に付く設備
オール電化とは、調理器具や給湯設備、空調設備などのエネルギーを、ガスや石油ではなく電気でまかなうシステムです。
オール電化にリフォームした場合、以下のような設備が付きます。
●IHクッキングヒーター
●電気給湯器
●床暖房
●浴室乾燥機
IHクッキングヒーターはガスコンロの代わりに使用される調理器具で、火を使わないため、安全性に優れています。
また、電気給湯器は給湯システムで、電気温水器とエコキュートがあります。
床暖房や浴室乾燥機はエコキュートで貯めたお湯を用いることで、さらに省エネが可能になります。
オール電化におけるエコキュートと電気温水器の違い
エコキュートと電気温水器はどちらも電気を使用した給湯システムですが、お湯を沸かす仕組みが大きく違います。
エコキュートは二酸化炭素を使い、ヒートポンプの原理でお湯を沸かします。
一方、貯湯タンクに内蔵されている電気ヒーターでお湯を沸かすのが電気温水器です。
また、エコキュートと電気温水器では消費電力が異なるため、月々の電気代にも違いがあります。
エコキュートは電気だけでなく空気の熱も利用しますが、電気温水器は電気だけが熱源です。
そのため、エコキュートは電気温水器よりも少ない電力でお湯を沸かすことが可能で結果的に電気代も安くなります。
オール電化にリフォームした中古物件の電気代はどれくらい?
一般家庭の電気代は、2~4人世帯で年間およそ10万~13万円、毎月およそ8,000円~1万1,000円が平均です。
対して、オール電化の電気代の平均は年間およそ15万~18万円、毎月およそ1万2,500円~1万5,000円と、一見するとオール電化の住宅のほうが高額に思えるでしょう。
しかし、一般家庭の光熱費は電気代にくわえてガス代もかかるため、年間の光熱費はおよそ18万~25万円、毎月およそ1万5,000円~2万1,000円です。
つまりオール電化にリフォームされた住宅であれば、そうでない住宅とくらべて年間3万~7万円ほどランニングコストを抑えられます。
なお、電力の自由化にともない、契約する電力会社や契約プランによって電気代が異なるのでご注意ください。
まとめ
オール電化にリフォームされた中古住宅の設備や電気代を解説しました。
オール電化にリフォームすると、IHクッキングヒーターや電気給湯器などの設備が付きます。
電気代に関しては、光熱費の合計で考えるとガスを使用する住宅よりもお得です。
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