設備をより高グレードなものにする、お部屋全体をより落ち着いた空間に変えるなど、生活をより快適なものにするためにリフォームがおこなわれます。
しかし、マンションは共同住宅であることからリフォームをする際にはさまざまなポイント・注意点が出てくるものです。
そこで、ここではマンションにおいてリフォームする際のポイントと注意点をご紹介します。
ポイントのなかでもとくにリフォームが可能な範囲やするべき準備についてご紹介していますので、ぜひご確認ください。
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弊社へのお問い合わせはこちらポイント①マンションでリフォームが可能な範囲
マンションは複数の世帯が共同で住む住宅であるため、すべてを自分の思いどおりにリフォームできるものではありません。
ここで、マンションはどの範囲がリフォーム可能であるのかを確認し、自分の考えているものが実現可能であるか確認していきましょう。
リフォームの可否はどこで決まる？
マンションにおいてリフォームが可能であるかどうかは、リフォームをする部分が共用部分・専有部分のどちらであるのかによって決まります。
共用部分は居住者全員の所有物となっている範囲のことを指す言葉です。
ですので、居住者全員が使用する共同玄関や廊下は共用部分になります。
それに対し、専有部分は入居者のみが使用する範囲であり、基本的にはお部屋の中のことです。
分譲マンションにおいて専有部分は入居者の所有物となるため、リフォームが可能になります。
このようにマンションにおけるリフォームは共有部分・専有部分と範囲がポイントとなります。
次に、専有部分と共用部分が勘違いされやすい範囲や不明な場合の対処法を確認してみましょう。
専有部分と勘違いされやすい範囲
専有部分と勘違いされやすい代表的な範囲はバルコニーです。
バルコニーは基本的には居住者しか入ることができないため、たしかに専有部分の範囲のように思えます。
しかし、バルコニーは緊急時の避難経路としての役割がメインであるため、扱いとしては共用部分の範囲になるのです。
このようにバルコニーは共同玄関や廊下と同じように共用部分となるためご注意ください。
また、玄関や窓サッシも外側に面しているため専有部分となり、見た目を変えることはできません。
これらポイントはしっかりと押さえておき、リフォームをする場所に入れてしまわないようにしておきましょう。
共用部分・専有部分の範囲が不明な場合は
共用部分・専有部分の範囲が不明な場合があるかと思います。
そのような場合はオーナーや不動産会社へ相談をおこなうとしっかりと判別することが可能です。
専有部分と考えていたものが共用部分だったということも少なくないため、リフォームをする前はしっかりと確認しておきましょう。
ポイント②マンションのリフォーム前の準備
マンションのリフォームする範囲を決めたら次はいくつかの準備があります。
ここでポイントの2つ目である準備について確認し、リフォームを適切に進められるようにしておきましょう。
近隣住民への挨拶
工事内容にもよりますが、リフォームは大きな音が発生する可能性もあります。
そのため、近隣住民にリフォームをすることを伝えることは重要です。
もし近隣住民へリフォームの旨を伝えていないとトラブルになる可能性があるため、挨拶のポイントはしっかりと押さえておきましょう。
一般的には工事の期間・時間を書いた手紙を近隣住民へ渡します。
また、場合によってはタオルなどの粗品も必要ですので、ご準備ください。
リフォーム部分を掃除する
リフォーム部分が汚れていたり物が置いていたりするとリフォームがスムーズに進まない場合があります。
たとえば、キッチンを新しいものにする際には周辺にある冷蔵庫や収納棚を別の場所に移さなければなりません。
とくに、冷蔵庫は中のものも片付ける必要があるため事前にしっかりと準備しておきましょう。
また、リフォーム中は周辺に粉塵が発生することもあります。
リフォーム会社に汚れそうな部分を聞き、その範囲には物を置かないことがポイントです。
複数のリフォーム会社へ査定をする
マンションのリフォーム前にはリフォーム会社へ査定をおこなうかと思いますが、1社だけでは値段が適正であるのか分かりません。
そのため、複数の会社に査定をし、工事内容と費用が適していると感じた会社に依頼することがポイントです。
たとえば、費用相場としてキッチンは50万円～100万円、床の張替えは10万円程度が相場となっています。
インターネットに掲載されている費用を確認し、リフォーム会社と相談しながら契約をお進めください。
ポイント③マンションをリフォームする際の注意点
ここまでマンションをリフォームする際のポイントとして、可能な範囲と準備をご紹介しました。
最後にリフォームを進めていくなかでの注意点を確認し、適切に進められるように準備しておきましょう。
管理規約をしっかりと確認する
リフォームの際には管理組合に前もって申請しなければならないことが「マンション標準管理規約第17条」に記載されています。
また、申請にはリフォーム内容を説明するために設計図、工程表を提出しなければなりません。
さらに、その他の事項が管理規約に記載されていることもあります。
必要な書類やおこなおうとしているリフォームは可能であるのか管理規約をしっかりと確認しておきましょう。
もし、制限を超えたリフォームをしてしまうと工事の中止や原状回復を命じられる可能性もあるためご注意ください。
床をリフォームする際の注意点
床材のリフォームは見た目や住宅性能が大きく変わるため人気なリフォームです。
しかし、近年では床材に基準が設けられていることが少なくありません。
代表的なものに遮音等級（防音性の高さ）があり、人の足音が気にならない程度のものが基準とされています。
遮音等級は工事図面などに記載されているため、リフォーム会社と相談しながら進めていきましょう。
壁紙をリフォームする際の注意点
壁紙をリフォームする際に、イメージと実際の壁紙にギャップがでないように注意しましょう。
壁紙は色や模様などをメインとして選定するかと思いますが、ネット上で見たものは色合いなどが異なることも少なくありません。
ギャップをなくすためには実際の壁紙を見る必要があります。
そのため、壁紙をリフォームする際はカットサンプルを自宅に届けてもらいましょう。
また、壁紙は顔に近づけて見るだけでなく遠く離れて見てみる、昼と夜それぞれで見てみるなどさまざまなパターンでの確認が必要です。
壁紙は日々目につくものであり、お部屋の感じ方に直接的に影響するためギャップがないようにしっかりとご確認ください。
水回りをリフォームする際の注意点
トイレやキッチンなど水回りもマンションのリフォームでは代表的なものです。
ここで注意点として出てくるのが、お部屋に対するサイズ感です。
便器が大きすぎると圧迫感が出てしまい、快適に過ごすことができません。
また、キッチンも大きすぎると圧迫感や冷蔵庫など置く場所がなくなるなどの失敗が出てしまいます。
水回りをリフォームする際はリフォーム内容だけでなくお部屋とのサイズ感も確認することが必要です。
失敗をなくすためには新たに設置する物のサイズを確認し、マスキングテープなどで実際のサイズをマーキングしてみましょう。
まとめ
今回はマンションにおいてリフォームする際のポイントと注意点をご紹介しました。
リフォームを適切にするためには注意点を確認し、事前にしっかりとした準備が必要です。
重要なポイントを押さえながら快適な生活にするためのリフォームを進めていきましょう。
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