目次
住宅は高い買い物になるので、慎重に契約する必要があります。
しかし、どのようなことを重点的にチェックしておけば良いのか不安になるでしょう。
この記事では、建売住宅を購入する前にチェックしておきたいポイントについて解説しているので、マイホームの購入を検討されている方は参考にしてみてください。
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弊社へのお問い合わせはこちら建売住宅を購入する際に知っておくべき住環境のチェックポイント
建売住宅を購入する際、用途地域や接道状況、日当たりなどの住環境について事前にチェックしておきたいポイントがいくつかあります。
調べずに購入してしまうと、自分の希望の家とはかけ離れてしまうかもしれません。
理想の暮らしに近づけるようしっかりチェックしておきましょう。
用途地域
用途地域とは、建築可能な建物の種類や用途の制限を定めている地域のことで、住居系、商業系、工業系の大きく3つの種類に分けられます。
住居系は細かく分けると8種類あり、建築できる建物の床面積などが変わってきます。
たとえば、第1種低層住居専用地域は建てられる建物の制約が厳しく、閑静な住宅街になりやすい反面、買い物施設が近くになくて不便に感じるかもしれません。
どのようなライフスタイルなのかによって、住みやすい住環境も変わってくるでしょう。
インターネットで市区町村名と用途地域を検索ワードに入力して調べれば、周りの土地の雰囲気がわかり、今後どのような建物が建てられるのかが予想できます。
また、駅までの距離や通学路などを実際に歩いて確認することも住みやすさを知るためには大切で、平日や土日、時間帯などを変えて見ておきましょう。
日当たりと土地の位置の関係
住宅を購入する場合、日当たりも重要なチェックポイントになります。
日当たりが良い物件は、室内にカビが生えにくく、洗濯物が乾きやすいなどのメリットがあります。
土地の位置によっても日当たりは変わるため、接道状況はどうなっているのか確認しておきましょう。
北側が道路に接している場合、日当たりが悪くなりますが、日の当たる南側にベランダがある建売住宅の場合、洗濯物が人目に触れづらく干せます。
また、販売価格がやや安くなる傾向にあります。
南側が道路に接している建物は、日照時間が長くなり、家全体が明るくなるため人気があります。
しかし、外から生活空間を見られやすいため、プライバシーを守るには窓をすりガラスにしたり、ガラスフィルムを貼ったりする工夫が必要です。
東側が道路と接している場合は、朝の陽ざしが入りやすくなります。
午後は日が取り込みにくい一方で、夏場は直射日光を避けられ過ごしやすいでしょう。
東側を寝室にすることで、日の光で気持ちよく目覚められるかもしれません。
西側の道路と接する場合は、日照時間が長くなりますが、西日が強く感じられるでしょう。
そのため、遮光カーテンやブラインドなどを設置する工夫をすれると、快適に過ごせるでしょう。
購入前に確認したい!建売住宅の性能に関するチェックポイント
住宅を購入する人が安心して良質な物件を取得するための品格法という法律があります。
品確法は、10年間の瑕疵保証、欠陥住宅などのトラブルを解決するための紛争処理体制、住宅性能表示制度の3つで構成されています。
ここでは、住宅性能表示制度をもとに、住宅の性能はどんなところをチェックしておくべきなのかを解説します。
住宅性能表示制度とは
住宅性能表示制度は、快適性、安全性、耐久性など重要な品質機能を第三者の評価機関が審査します。
国が定めた共通の基準に基づいて客観的に評価され、その結果を住宅性能評価書として交付されます。
評価される項目は大きく分けて10分野あり、そのうちの4分野である耐震性、耐久性、省エネ性、維持管理・更新への配慮は必須項目です。
その他の項目は任意になっており、等級の数字が高いほど性能が高くなっています。
耐震等級
耐震等級とは、地震に対する安全性の指標で3段階に分かれています。
等級1がどの程度の耐震性かというと、東京の場合震度6強〜7程度の地震がきても崩壊、倒壊しないレベルです。
地震が発生して命が守れたとしても、その後補修などが必要になる場合があります。
等級2になると学校や災害時の避難場所になる公共施設などで必須となります。
等級3は、消防署や警察署で義務化されており、安全性の高い最高等級の耐震性です。
建売住宅がどの等級なのか確認しておきましょう。
断熱等性能等級
断熱等性能等級とは、必須項目である省エネ性能で断熱性の等級数字が高い住宅であれば、省エネルギーと言えます。
今まで等級が4まででしたが、2022年から5・6・7の等級が増え、2025年から建てられる住宅は等級4の適合が義務化予定です。
等級4は、壁や天井、床だけでなく窓にも断熱をおこなっています。
新しく増えた5は、ZEH(使用するエネルギーを太陽光発電などで創るエネルギー実質的にゼロ以下にすること)と同程度の断熱性能を表します。
6、7に関しては、エネルギー消費量をカットできるレベルの等級です。
高い等級はもちろん良いのですがコストも高くなるため、費用対効果を考えて検討する必要があります。
建売住宅を購入する際に確認したい!契約条件のチェックポイント
購入する際、重要事項説明書の確認をしてから売買契約書に署名します。
それぞれとても大切な書類になりますが、難しい用語が多く理解するのが大変です。
理解できず、聞き流してしまうと問題が起きた場合、面倒なことになりかねません。
記載されてあることはすべて大切なことですが、とくに重点的に見ておくべき内容を知っておくと後々何かあったとき冷静に対処できるでしょう。
契約条件
仲介手数料が発生するのか、保証期間はどれくらいなのか、引き渡し日はいつにするのか契約条件を確認する必要があります。
引き渡し日については、延期になる場合もあるので余裕を持った計画をしておきましょう。
また、手付金の金額についての調整もおこなわれます。
土地や道路
重要事項説明は宅建士が説明しなければいけないという決まりがあり、売買契約書を交わす前におこなわれます。
その際に使う書類を重要事項説明書と言い、建物に関する重要なことが記載してあります。
とくに注意して確認しておくべきところが、購入する土地、道路、解約、特約条項です。
購入する土地については、1つの土地に見えても実際は2つの土地からできているものもあるため事前に確認しておきましょう。
また、道路が公道なのか私道なのかも把握しておく必要があります。
解約
解約については大きく分けて4つあり、手付解除、違約解除、引き渡しまでに建物が壊れた場合の解除、ローンが通らなかった場合の解除があります。
何らかの事情で解約する場合には、支払った手付金を放棄して解除できます。
支払い期日までに金額が振り込まれなかったなどの契約違反をした場合には、契約した本人から解約することはできません。
売主から違約金を請求されたり、残代金を求められたりします。
ローンが通らなかった場合についても、ペナルティとして違約金や手付金の支払いが必要です。
また、災害などで引き渡し前に建物が壊れてしまったときには、金額を払う必要がなく解約できます。
このような解約内容についてもしっかりと把握しておきましょう。
特約条項
契約書に記載された特約条項は、基本的な項目とは違い特別に記載されている内容です。
内容は多岐にわたり、買主にとって不利になることがかかれている場合もあります。
後々、問題が発生してトラブルになっても契約を交わした時点で、知らなかったことにはできません。
契約書の最後に記載さていることが多いので、集中力を保つことが難しくなりますが、しっかりと記載内容をチェックしておきましょう。
まとめ
重点的に見ておいたほうが良いチェックポイントについてまとめてみました。
マイホームを購入する際は、お金だけでなくたくさんの時間がかかります。
住宅を購入する場合、どのようなことに気を付けて見ておけば良いのか把握しておくだけで、効率良く進められるでしょう。
目次
- ▼ 建売住宅を購入する際に知っておくべき住環境のチェックポイント
- ▼ 購入前に確認したい!建売住宅の性能に関するチェックポイント
- ▼ 建売住宅を購入する際に確認したい!契約条件のチェックポイント
- ▼ まとめ