中古マンションを売り出す際、成約に影響する重要なステップが内見です。
内見件数を増やすことは、売却の可能性を高めることにつながります。
今回は、中古マンションの売却時における平均的な内見件数と、内見件数が少ない場合や内見件数は多いのに成約しない場合の対策を解説します。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
松山市の売買一戸建て一覧へ進む
中古マンション売却時の内見件数!平均的な内見件数
売り出し物件によって内見件数は変わってきますが、平均的な内見件数を知っておくと、状況にあわせて適切な対策も検討しやすくなります。
まずは、中古マンションを売却する際の平均的な内見件数と、内見件数を増やすことの重要性を解説します。
平均的な内見件数を知ろう
中古マンションを売り出し、売却に至るまでの平均的な内見件数は10件ほどです。
しかし、売り出した中古マンションによっても内見件数は異なってくるため、6件から10件をひとつの目安として捉えておくと良いでしょう。
週に1回の内見をした場合で、2か月から3か月ほどの期間がかかります。
一般的な傾向としては、日当たりの良い物件など、人気の中古マンションは内見件数も多くなりやすいです。
購入意欲の高い内見者は、曜日や時間帯で変わる周辺環境の違いを数回に分けて確認される場合も少なくありません。
そのようなケースでは、内見者は1人でも、複数回の内見に対応することになります。
内見件数が重要な理由
物件の条件など、いくつもの要因が影響して内見件数は変わってきます。
1回の内見で成約する場合もあれば、平均件数以上に内見をおこなう場合など、中古マンションによってさまざまです。
しかし、売却の可能性を高めるには、内見件数は多いほうが良いといえます。
内見件数が多ければ、物件にマッチする買主と出会える可能性も高まるからです。
中古マンションの見学に訪れる内見者は、1日で3件から4件の物件を内見することもあります。
つまり、内見者は複数の物件を比較しながら、購入の条件に合う物件を検討している状態です。
そのため、売主にとって内見件数は多いほうが、より購入を検討してもらえる可能性を高めることにつながります。
また、中古マンションを売り出してから成約までにかかる平均的な期間は、3か月から6か月ほどです。
売却活動の期間も物件によって異なりますが、長引くと値下げを検討する場合もあります。
売主としては、値下げは避けたい事態です。
できるだけ長引くことなく成約につなげるためにも、平均的な内見件数を目安にしながら、売却活動をおこなうことが大切です。
▼この記事も読まれています
不動産売却の流れとは?売却活動中にやること・売却までの期間をご紹介!
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
松山市の売買一戸建て一覧へ進む
中古マンション売却時の内見件数!少ない場合の対策
中古マンションを売り出したものの、1か月から2か月ほどしても、内見が少ない場合があります。
ここでは、内見件数が少ないときの対策を3つご紹介します。
売り出し価格を見直す
内見件数は売り出した中古マンションによって異なりますが、人気の高い物件の場合は毎週、数件の内見予約が入ることも珍しくありません。
少ない内見件数で成約に至るケースもありますが、一般的な目安として、1か月に2件から3件は内見予約を確保したいところです。
しかし、売却活動を開始してしばらく経つのに内見件数が少ない場合、要因として売り出し価格が高くなっている可能性が考えられます。
中古マンションを売り出す際、価格交渉が入ることを見越して、少し高めに設定することが一般的です。
価格が相場よりも著しく高くなっていると、購入希望者に候補として捉えられず、結果的に内見の予約が入らない場合あります。
基本的に、買い手は、リーズナブルな価格で購入できることを希望しています。
売り出してから1か月たっても1件も内見予約がない場合や、3か月ほどたっても2、3件と予約が少ない場合は、売却価格の相場を再度調べてみましょう。
現状の相場よりも高く売り出している場合は、相場を考慮しながら、売却価格を見直すことが有効策となる可能性があります。
一方で、相場に見合った適正価格で売り出していることがわかった場合は、別の対策を検討することが大切です。
売却時期を再検討する
中古マンションを売却する際、売り出す時期も重要です。
内見件数が少ない場合、中古マンションが売れやすい時期からはずれている可能性があります。
売れやすい時期とは、購入検討者が増えるシーズンのことです。
たとえば、新生活をスタートする前に2月から3か月は、多くの購入検討層が内見をおこないます。
そのため、内見件数を見込みやすい時期といえます。
市場が活発になる2月から3月に売却するのであれば、逆算して、12月から1月ごろに不動産会社と媒介契約を結び準備を進めるのがおすすめです。
内見件数を多くしたい場合は、暑さが厳しい8月や、購入検討者も多忙になりがちな年始の1月に売り出すのは避けるほうが無難です。
物件の魅力的な写真を掲載する
中古マンションの購入検討者は、条件やイメージにあった物件を探すため、事前に物件情報を調べています。
そのとき、物件情報と一緒に掲載されている写真を見て魅力がなければ、購入検討者の意欲が喚起されず、内見件数が少ない状態につながりやすくなります。
内見件数を多くするには、物件の魅力を十分に伝えられる写真を用意することが大切です。
魅力的な掲載写真を撮影するには、コツがあります。
たとえば、日中に撮影する場合でも照明を付けておくと、明るい印象の室内写真を撮ることができます。
撮影前に室内を整理整頓をしておくと、広々とした印象の写真を撮ることが可能です。
▼この記事も読まれています
単純売却とは?任意売却で選びたい仕組みの概要やメリットと注意点もご紹介
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
松山市の売買一戸建て一覧へ進む
中古マンション売却時の内見件数!成約につなげるための対策
もともと内見件数が多い場合、中古マンションの立地や価格などは市場ニーズにマッチしていると考えられます。
しかし、内見件数は多いのに成約に至らないケースもあります。
このような場合は、内見の準備や当日の対応を見直すことが、売却のための有効な対策です。
効果的な内見のための準備
中古マンションの売却をはじめて、内見件数は順調に増えているものの成約できない場合、購入検討者のイメージに合わなかったことが原因のひとつとして考えられます。
内見に訪れる前に見た魅力的な写真と、実際の物件のイメージが乖離しないよう、準備の一環として掃除や整理整頓を徹底しましょう。
掃除をしてきれいになった室内は、印象がアップします。
使わない家具などは撤去したり、整理整頓したりすると、内見時に雑然とした印象にならず広々と見せることが可能です。
場合によっては、数万円ほど費用はかかりますが、ハウスクリーニングが有効なケースもあります。
内見でチェックされやすいキッチンなど、頑固な水アカや汚れが目立つ場合は、プロのお手入れで美しさが蘇ります。
また、中古マンションの内見では、管理が行き届いた物件かどうかもチェックされやすいポイントです。
内見前の準備として、エレベーターや廊下など、共用部にゴミなどが落ちていないよう掃除しておくのも良いでしょう。
内見当日の対応
内見では、おもてなしの気持ちが伝わる対応が大切です。
たとえば、内見当日には、生活臭がしないように事前に十分な換気をおこないます。
内見の時間までに、履き心地の良いスリッパを玄関に用意してお迎えすると、おもてなしの気持ちが伝わります。
内見中は、日中であっても照明を付けておくことがおすすめです。
内見の準備と当日の対応を万全にすることにより、ほかの物件とは異なる好印象を与えることができ、売却の可能性が高まります。
▼この記事も読まれています
中古マンション売却でマイソクを利用するときのポイントや重要性を解説
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
松山市の売買一戸建て一覧へ進む
まとめ
中古マンションの内見件数は物件によって異なりますが、平均的な10件がひとつの目安になります。
ある程度の期間が経っても内見が少ないときや、内見件数は十分あるのに成約に至らないときは、状況にあわせて適切な対策をおこなうことが大切です。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
松山市の売買一戸建て一覧へ進む
目次