目次
中古マンションの購入を検討されている方は、マンションの設備や間取りをもっとも気にしていますが、リビングに付属するようにして作られる小さな和室スペースに興味はありませんか?
リビングをおしゃれに演出しながら、実用的なメリットもある小上がり和室とは何か、よくあるデメリットと比較して解説します。
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小上がり和室とは?中古マンション購入前に知って損なし!
中古マンションにはさまざまな設備がありますが、リビングスペースと繋がりながらも一段高い位置に作られる和室の存在を知っていますか?
中古マンションによく見る小上がり和室とは?
小上がり和室とは、主にリビングと隣り合う形で配置された小さな和室スペースを指し、リビングの床面から一段高いところに作られています。
独立した和室ほどの広さはありませんが、リビングに奥行きを演出し、さまざまな使い方ができるとして、中古マンションでは人気の設備の1つです。
高い段差に収納スペースを作ったり、段差の高さを活かして椅子のように利用したりと、利用者によってさまざまな活用方法があります。
中古マンションをリフォームして和室スペースを作るケースもありますが、すでに設置されている物件から理想に近い形のものを選ぶほうが、費用がかかりません。
小上がり和室の種類とは?よくある3タイプ!
中古マンションによくある小上がり和室には3つのタイプに分けられ、それぞれ異なる使いやすさがあるのが魅力です。
1つ目のタイプは、リビングの一角に小さな和室スペースを作って立体感のある空間を演出し、リビングのアクセントとなります。
間仕切りがないのでリビングとの一体感があり、和室スペースに出入りする手間もかからない使いやすさが魅力です。
2つ目は、あえて間仕切りとなる障子戸や襖を設置したタイプで、こちらは個室利用を想定し、2つ目のリビングとして使えます。
3つ目のタイプは、ダイニングと隣り合わせての使用を想定し、カウンターテーブルを設けて子どもの勉強スペースや作業スペースとして活用するタイプです。
和室部分を椅子代わりにしたり、正座をしたりして座り方を選べる点は、小さな子どもがいるご家庭で大活躍でしょう。
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中古マンション購入における小上がり和室が持つメリットとは?
独立した和室と違った特徴を持つ小上がり和室は、中古マンションでどのようなメリットを得られるか、マンション購入前に知っておきませんか?
段差は椅子に!座って寝る寛ぎ空間に変身!
小上がり和室の特徴は、リビングの床面から一段高いところに作られている点にあり、この段差がさまざまなメリットを実現させるのです。
椅子と同じ高さの段差があれば、ソファーを置かなくても座るスペースを作り出せ、リビングに置く家具の数を減らせます。
来客があった際には、椅子が足りないときでもテーブルを和室の側に寄せれば、スペースを拡張するのも簡単です。
さらに、小上がり和室は小さな子どもを遊ばせるスペースに適していますが、段差の高さを活かしてベッドの代わりにもなります。
年齢を重ねて布団から起き上がるのが辛くなってきた場合には、小上がり和室をベッドのように利用するのも可能です。
普段使いのものを隠す!届きやすい収納スペース!
リビングに溢れやすい普段使いの荷物はどこかに収納するしかありませんが、収納家具を増やせば荷物を増やすのも同じとなってしまいます。
しかし、小上がり和室の段差部分に設置された収納用の引き出しが、乱雑になりがちなリビングの荷物を綺麗に片付けられる点もメリットの1つです。
掃除道具や消毒用のペーパーの詰め替えなど、よく使うけれどリビングにそのまま出しておきたくないものを見えない部分に収納できます。
小さな子どもがいるご家庭では、子どものお気に入りのおもちゃや本を入れ、子どもが自分でものを片付ける練習にもなるでしょう。
リビングをちょっとおしゃれに!立体感を演出!
のっぺりとした印象になりやすいリビングに、ちょっとした立体的な空間がくわわると、目立つ家具を置かなくてもアクセントになり、おしゃれな空間を演出できます。
空間は奥行きと天井までの高さが適切でないとアンバランスに感じやすいのですが、畳に座って過ごす和室は、洋室ほど天井が高くないほうがバランスが良いのです。
天井の高さはそのままに、リビングの床面から一段高くなる小上がり和室は、和室としてちょうど良い空間になると言えます。
さらに、間仕切りのないタイプであれば、リビングは開放的な空間となり、間仕切りがあれば小さな個室として使い分けが可能です。
また、段差があるとキッチンで作業をしていても、和室スペースにいる家族との目線が近くなり、家族間のコミュニケーションが取りやすくなる点もメリットと言えるでしょう。
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中古マンション購入前に知っておこう!小上がり和室のデメリット
デメリットがあるとわかって購入するのと、デメリットを知らずに購入するのとでは、住み始めてからの快適性が段違いです。
中古マンション購入の前に、小上がり和室が生活にどのようなデメリットをもたらすか、知っておきませんか?
バリアフリーに不向き!段差からの転落も?
段差がある点が小上がり和室の特徴で、その段差自体はメリットの1つでもありますが、バリアフリーの観点からは相性が良くありません。
リビングの一角にあえて段差を作るため、行き来する幅が狭くなったり、段差につまづいたりなどのリスクが考えられます。
車椅子で生活するケースでは、室内を移動するのも大変になってしまうかもしれないため、和室の位置や広さが生活の邪魔にならないか、考慮する必要があるでしょう。
段差の高さがある点がベッド代わりとしての活用方法となる利点ですが、その段差の高さは単純な移動の場合には、転落の要因となってしまうかもしれません。
生活に支障がない高さか、室内の行き来の邪魔にならないスペースか、実際に室内を歩いて確かめてみましょう。
リビングが狭くなる?空間を圧迫する可能性
リビングの立体感や奥行きを演出してくれる小上がり和室ですが、そのスペースの存在がリビングを狭いと感じさせる点がデメリットです。
四角いリビングのなかに、突き出たように段差のある和室スペースが存在するため、デザインによっては圧迫感が強まります。
段差が高すぎる・和室スペースが広すぎるなどの場合、圧迫感が強まりやすいため、中古マンション購入時には、家具などを置いた状況を具体的にシミュレーションするのがおすすめです。
メジャーで室内の広さや段差の高さを計測したり、置きたい家具とのバランスを考えたり、購入前に確認しておくと良いでしょう。
また、間仕切りをすべて締め切った場合と開放した場合とでは、圧迫感に大きな差が出るため、両方の状態でそれぞれ確認するのが大切です。
掃除のデメリット!ロボット掃除機は使えない?
忙しい現代人の心強い味方となっているのは、家事を楽にしてくれるさまざまな家電ですが、その家電が小上がり和室では使えないケースが考えられます。
掃除を楽にしてくれるロボット掃除機は、朝の出勤時にスイッチを入れておくだけで、外出中に家の床を綺麗に掃除してくれる家電です。
しかし、ロボット掃除機は大きな段差を乗り越えられないので、自動で掃除できる範囲が狭くなってしまいます。
小上がり和室は名前のとおり段差があり、ロボット掃除機ではその段差を乗り越えられないため、手作業で掃除するしかありません。
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まとめ
室内の印象を大きく変えるため、使い道が定まっている方にとってはメリットが多い小上がり和室ですが、広さや段差の高さなど、自分の暮らしに合うかどうかの見極めが大切です。
自分ならばどのような使い方をするか、購入後の暮らしを想像しながら、さまざまな物件を探してみましょう。
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