マンションを購入したあと、ペットも暮らしやすい自宅にリノベーションをお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ヒトには居心地の良い部屋が、必ずしもペットには住み良いとは言えないからです。
この記事では、マンションでペットの居心地を良くするリノベーションのポイントや事例、注意点などをお伝えしますので、参考にしてみてください。
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マンションをペットと暮らしやすくするリノベーションとは?
ヒトとペットは体型や生理機能が異なるため、同じ環境では暮らしにくいと感じてしまいがちです。
ケガやストレスにつながりやすくなりますが、お互いの特性を考慮したリノベーションで解決できます。
ポイントは安心で安全な住まい
マンションなどのヒトの住まいは、人間工学に基づく設計です。
そこで、動物が安心して安全に暮らせる住戸を目指すのが、リノベーションの基本方針になります。
ヒトと一緒に暮らす際の安心や安全とは、動物の体型や視線、特性を尊重したレイアウトです。
敷居や段差などを解消したバリアフリー化や、自由に行き来できる専用のドアなどを設置します。
このほか、動物目線にくわえ、飼い主の負担軽減もポイントです。
外出先から帰宅した際の足洗い場や玄関のシューズラックにグッズの収納スペースを増やすなど、ちょっとした工夫で使い勝手が良くなります。
リノベーションとは、暮らしやすくするために設備の機能を向上する工事です。
大規模な改装だけでなく、小さな改修工事により、居心地の良いマンションへと変えましょう。
かんたんにできるペットリノベーション
マンションの住戸内は基本的にバリアフリーですが、どこの家でも玄関には段差があります。
そこで、市販の玄関用踏み台を設置すると、高低差の解消が可能です。
玄関からスロープを設置すると、大掛かりなリノベーションになってしまいます。
しかし、一部を変更するとヒトへの影響を少なくできるため、お互いのストレスを軽減できる点がメリットです。
ドアを出入り自由な小窓付きタイプに取り替えるなども、かんたんにできる工事です。
玄関ドアは共有部分になるため変更できませんが、部屋と部屋の仕切り部分は、居住者が自由にできます。
このほか、玄関のシューズラックにペット専用のスペースを設ける際、リードフックを設置するのも市販品で対応できるためかんたんです。
本格的なペットリノベーションとは?
キャットウォークを増設すると、すでに設置しているキャットタワーから遊び場を増やせます。
帰宅した際の足洗い場はあると便利ですが、配管工事をともなうため本格的な改修工事が必要です。
室内のクロスを消臭効果の高いタイプに変更するのも、専門業者に依頼する本格的な工事になります。
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ペットと暮らせるマンションにリノベーションした事例
動物の特性に配慮したリノベーションした事例は、これから工事をする方の参考に最適です。
お互いが暮らしやすい環境は、安心や安全にくわえ、手入れがかんたんにできるなどもポイントにします。
バリアフリー化や滑りにくい床材を取り入れた事例
玄関から室内へとスロープを取り付ける際、滑りにくい床材に変更した事例は、足への負担を考慮した結果です。
ヒトもペットもスロープを歩くときは、足に力を入れて歩くため、股関節や膝、足首に負担がかかります。
スロープの角度によっては、階段よりも大きな負担となるため、滑りにくい床材を取り入れるのがポイントです。
フローリングの床材も滑りにくいタイプに変更すると、足への負担を軽減できるうえ、爪による傷がつきにくくなる効果もあります。
また、汚れを取り除きやすい素材を使うのも大切です。
しつけをしていてもトイレ以外を汚す可能性もあるため、掃除しやすい素材を選ぶ事例も多くなっています。
消臭効果の高いクロスに変更した事例
ペットを飼っていない方でも、年数が経過すると汚れが気になるのが壁のクロスです。
そこで、張り替える際は消臭効果の高いタイプに変えます。
消臭効果にくわえ、汚れがつきにくい、拭き取りやすいなどのメリットがあるからです。
また、クロスの張り替えは、キャットウォークを壁に取り付けるかも検討してからおこないます。
梁がむき出しのタイプはそのままにしておくだけで完成しますが、マンションによっては天井の取り外し工事が必要です。
そこで、レイアウト変更ができる壁付けキットを取り付けたいときは、リノベーションを依頼する際に相談します。
お互いがリラックスするためのゾーニング
ペットの落ち着く場所を確保するほか、立ち入り禁止エリアを設定するなどのゾーニングは、居心地をよくするために欠かせません。
クッションなどで居場所を作ると、動物もリラックスできます。
玄関やお風呂場、ベランダへの出入り口など、柵やフェンスで明確化するのも、住み心地を良くするポイントです。
洗面台をペットのシャンプーができるタイプに取り換えると、お互いのストレス軽減に役立ちます。
動物の大きさに適したサイズにするため、動物向けのシャンプー台から選びましょう。
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ペットのためにマンションをリノベーションする際の注意点
マンションには専有部分と共有部分があり、すべてを変更できないなどの注意点があります。
このほかにも、リノベーションをする際には注意しなければならない点もあるため、事前に把握しておきましょう。
ペット可物件かどうかを確認してから購入する
すでに動物と暮らしている方は、マンション規約を購入する前に入手して、動物の飼育を許可しているかを確認します。
購入してから動物との同居を希望する方は、再度マンションの管理規約や管理組合の申し合わせ事項などで確かめなければなりません。
黙っていれば大丈夫と思っていても、鳴き声やニオイなどで周囲にわかってしまいます。
規約違反を理由とした退去を回避するためにも、ペット可物件になっているかを確かめるのは、注意点と心得ましょう。
リノベーション工事はストレスの原因
ヒトにとって騒音や振動、工事関係者の出入りは、わかっていても負担に感じがちです。
動物はヒトよりも環境の変化をストレスに感じやすく、体調不良を発症するほか、落ち着きがなくなるなど行動に異変が生じます。
工事関係者に危害をくわえないよう、飼い主の責任でトラブルを回避しなければなりません。
そこで、工事期間中はペットホテルを利用するほか、飼い主と一緒に仮住まいに引っ越すなどの対策をおこないます。
動物用ホテルを利用する際は、顔なじみの店舗にするなど、動物の性格を把握しているスタッフがいる場所がおすすめです。
今まで利用した経験のない方は、トリミングのお店や動物病院などに相談するなどして、知らない環境でひとりぼっちにしないようにします。
仮住まい先に連れて行くときの注意点は、飼育環境が整っているかの確認です。
賃貸物件は動物との同居を制限する可能性が高い点を考慮し、物件を決めるときの必須条件にしましょう。
ペットのためのリノベーション経験を重視する
リノベーション工事の依頼先を決めるときは、経験や実績から判断します。
未経験の会社は、経験不足から的確なアドバイスを期待できません。
ところが、経験豊富な会社に依頼すると、過去の事例などから新しいアイデアを提案するなど、より快適な住まいに近づけます。
予算内で可能な工事メニューを紹介するため、工事する箇所を増やせる点もメリットです。
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まとめ
マンションをリノベーション工事すると、ペットもヒトも暮らしやすい環境になります。
滑りにくい床材を使ったバリアフリー化や、消臭機能の高い壁紙への変更などが多い事例です。
工事をおこなう際は、動物専用ホテルに預けるほか、同居できる仮住まい先に引っ越すなど、動物のストレス軽減を優先します。
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