網戸は生活に必要な建具ですが、一般的に新築の建売住宅に設置してあることが少ないのはご存知でしょうか。
建売住宅を購入するとき、網戸が最初からついているものだと思っていると、新生活をスタートするときに慌ててしまうといったことになりかねません。
そのため、網戸をオプションで付け加えるか、自分で設置するかを事前に検討しておきましょう。
そこで今回は、オプション費用や窓の種類、網戸を自分で設置するときのポイントについてご紹介します。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
松山市の売買一戸建て一覧へ進む
建売住宅には網戸がない場合が多い!オプションで設置するときの費用
建売住宅は快適な住まいに必要な最低限の設備を備えておくことをコンセプトにしていて、網戸は標準設備に入っていないケースが多いです。
窓は室内に光を取り入れることと、開閉して家の空気を循環させることが目的だと考えられています。
防犯の観点を重視する方や室内の温度を一定に保ちたい方などと、窓を開けたままにしない方は一定数いるでしょう。
そのため意外に思われるかもしれませんが、網戸や雨戸は個別に依頼しないと設置されない設備だという点を理解しておきましょう。
網戸を設置したい場合はオプションに加える
網戸を標準装備ではなくオプション対応にしている建売住宅が、全体の90%にのぼるというデータが出ています。
引き渡しのときに網戸を付けておいてほしい場合は、契約のときにオプションを追加することになります。
多くの方が日常生活で網戸を使用するため、打ち合わせのときにハウスメーカーの担当者からオプション追加の希望の有無を確認されるでしょう。
部屋によっては、網戸が不要な窓もあるかもしれません。
あらかじめ網戸を設置したい窓はどこかを考えておきましょう。
網戸の設置は追加工事が必要
網戸の取り付けには、追加工事をおこなう場合と、網戸が設置された窓が搬入される2つのケースがあります。
窓を発注する前に網戸のオプション追加が決まれば、窓に網戸が設置された状態で搬入されます。
このパターンだとタイムロスや工事の負担がなく、理想的だと言えるでしょう。
すでに窓を設置したあとに網戸のオプション依頼が入るケースだと、建物が完成してから追加工事がおこなわれます。
多くの場合、建売住宅は建物が完成して、実際の物件を内見してから契約に至ることが多いため、網戸の設置は後者のパターンでおこなわれることが多いです。
あとから追加工事をおこなう場合でも工事期間は1日程度で済むため、ストレスは少ないでしょう。
しかし、網戸の在庫がない場合や、窓の形が特殊なケースなどは、2週間ほどかかることがあります。
網戸をオプションで追加するときの費用
建売住宅のオプションで網戸を追加するとなると気になるのはどれくらい費用がかかるかでしょう。
オプションで網戸を追加する場合、窓のメーカーに合わせて同じところに依頼するケースが多いです。
そのため、網戸の費用は窓のメーカーに左右されます。
1枚あたり4,000〜8,000円程度が一般的で、建材の費用に工事費用がプラスされると認識しておきましょう。
一般的な建売住宅には窓が10枚前後あると計算すると、材料費と工事費用を足して10万円くらいが相場です。
網戸のタイプやサイズに応じて費用は異なります。
また網戸はすべての窓に設置しなければいけないわけではないので、窓ごとに必要かどうかを判断すると良いでしょう。
▼この記事も読まれています
土地売却の地中埋設物とは?調査方法や撤去方法について解説
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
松山市の売買一戸建て一覧へ進む
建売住宅に網戸を設置するときにチェック!窓の種類について
建売住宅の窓を注意深く確認すると、目的や用途、デザインの嗜好によってさまざまな窓の種類があることに気付くでしょう。
建売住宅の窓に網戸を付けるときは、窓の種類について知識を得ておきましょう。
主な窓の種類を4つご紹介します。
引き違い窓
建売住宅にもっとも多く一般的な窓の形です。
窓といってイメージを持ちやすいのが引き違い窓でしょう。
左右にガラス面が2枚設置されていて、片方を横にスライドさせることで窓が開閉します。
網戸は窓と同様にスライドさせて使用しますが、ガラス面とは異なり1枚のみです。
引き違い窓は開閉のしやすさや使いやすさが特徴で、開口部が大きい箇所に設置されていることが多いでしょう。
上げ下げ窓
上げ下げ窓は、名前のとおりガラス面を上下に行き来させることで開閉する窓のタイプです。
開閉の仕組みは3つあり、片方の窓が固定されている「片上げ下げ窓」、2つの窓が動く「両上げ下げ窓」、2つの窓が連動して動く「バランス上げ下げ窓」があります。
ガラス面が上下に繋がっている場合、どのように動くかをチェックしておくと良いでしょう。
欧米の住宅に多く用いられている窓のタイプで、洋風の家に多く採用されています。
網戸の設置位置は外側と内側と選べるので、使いやすさやデザイン性から選択しましょう。
すこしの差ではありますが印象が異なるため、実物を確認して注文すると良いでしょう。
滑り出し窓
滑り出し窓とは、ガラス面がスライドして開口する窓で、ほとんどの場合ガラス面は1枚です。
縦方向を軸に回転しドアのように開くものを縦すべり窓と呼び、横方向を軸に回転して開くものを横すべり窓と呼びます。
構造が複雑で、あとから網戸を付けるのが困難な場合があるので注意しましょう。
工事期間が長くなると費用がかさむため、網戸を希望するときは早めに依頼するようにしましょう。
ルーバー窓
ルーバー窓とは細長いガラス面を複数枚並べて可動させる窓のことで、連動しているハンドルを回転させると窓を開閉します。
室内への視線が遮れるため、トイレやお風呂、キッチンなどの小さな開口部に設置されていることが多いです。
目隠しと換気の2つの機能をあわせ持っている窓として有能で、採用している建売住宅は多いでしょう。
▼この記事も読まれています
実家じまいの方法は?準備や処分方法について解説
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
松山市の売買一戸建て一覧へ進む
建売住宅の網戸は自分で設置できる?
建売住宅には基本的に網戸がないため、必要な場合はオプションを依頼しなければなりませんが、引き渡し後に網戸が必要だと気付く場合もあるでしょう。
大きさや規格をしっかりと確認できれば、自分で網戸を取り付けることも可能です。
網戸を自分で設置するメリットとデメリット、費用面に関して解説します。
網戸を自分で取り付けるメリット
DIYが得意な方は好みに合った網戸を自分で取り付けることができるでしょう。
網戸を自分で取り付けるメリットは人件費や工賃がかからないため、業者に依頼するよりもコストが抑えられる点です。
また最初に自分で設置しているため、構造や機能に関して知識が得られて、故障や調整が必要な際に業者を呼ぶことなく対応できるでしょう。
網戸を自分で取り付けるデメリット
複数の窓に網戸を設置する作業は業者がおこなっても1日かかるものであり、素人がおこなうとなると労力は想像以上かもしれません。
窓によって網戸のサイズは大きくなり、開口部が大きいと網戸を運び込むだけでも苦労するでしょう。
建築知識がない方にとっては、窓の仕様を理解するだけ時間がとられるかもしれません。
時間と労力がかかることは覚悟しておくことが必要です。
また、窓のサイズや種類は多岐にわたるため、それぞれの窓に対応する網戸を発注するのも大変な作業になるでしょう。
自分で網戸を設置する場合の費用相場
自分で網戸を設置する場合は、網戸の費用だけで済むため取り付け費用が削減できます。
インターネットのサイトなどで網戸は購入でき、トータルで3〜4割の費用で取り付けができるでしょう。
▼この記事も読まれています
古民家をリノベーションする魅力は?再生にかかる費用と使える補助金を解説
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
松山市の売買一戸建て一覧へ進む
まとめ
多くの建売住宅には網戸がないので、必要な方はオプションを追加するか、ご自分で手配することが必要です。
建売住宅を購入するときは、窓の種類とどこに網戸が必要かを明確にしておきましょう。
自分で設置するときはコストカットや知識が得られるメリットはありますが、注意点もありますので、しっかり準備をおこなってから作業をしましょう。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
松山市の売買一戸建て一覧へ進む
目次