初めて建売住宅を購入するときは、どのような流れで手続きを進めれば良いのか迷いますよね。
必要書類も多いため、事前に流れを知っておくと手続きをスムーズに進めることができます。
本記事では、建売住宅の購入を検討している方に向けて、購入手続きの流れを売買契約前・売買契約・契約後の3段階に分けて解説します。
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建売住宅を購入!契約前の流れについて
建売住宅を購入するときは、売主と書面で不動産売買契約を結びます。
高額な取引となるため、事前に契約前の流れを確認しておくと、スムーズで安心した不動産取引が可能になります。
手続きを進めるうえで不明点や疑問点がある場合は、仲介の不動産会社に相談し、適切なアドバイスを受けることも重要です。
契約前の手続きの流れは、以下のとおりです。
STEP①購入の申し込み
建売住宅を選んだら、まず最初に売主に購入の意思を伝えるために、購入の申し込みをおこないます。
申し込みの際には、購入申込書に必要事項を記入し、署名と押印をおこなって売主に提出します。
なお、購入申し込みの段階では法的拘束力はありません。
申し込みをしてもまだ契約が成立していないため、もし購入を見送ることになっても違約金などのペナルティは発生しません。
ただし、購入の申し込みは「建売住宅を購入する意思」を示すものであるため、よく考えたうえでおこなうことが重要です。
STEP②契約日・契約条件の調整
購入の申し込みをおこなった後は、売主と契約条件や契約日の日程を交渉します。
契約条件の交渉には、売買価格の確定や手付金の金額などが含まれます。
不動産会社が仲介する場合、不動産会社を通じて売主に希望条件を伝え、交渉を進めることが一般的です。
この段階での交渉が契約の基本的な条件を決定します。
STEP③重要事項説明書と売買契約書の事前チェック
契約当日に提供される重要事項説明書と売買契約書は、契約内容の詳細を示す重要な文書です。
しかし、初めての不動産購入者にとっては、契約当日に説明を受けて内容を理解するのは難しいでしょう。
したがって、契約前に契約書や重要事項説明書を確認することが重要です。
不動産会社に依頼して、上記書類のコピーをもらいましょう。
契約日前に受け取ることができれば、書類の内容をじっくりと理解し、疑問点を事前にクリアにすることができます。
STEP④手付金の準備
売買契約を締結する際には、買主から売主に対して手付金を支払う必要があります。
手付金の金額は契約の条件に基づいて決定されますが、通常は販売価格の5%から10%が一般的です。
現金で支払う場合は現金の用意が必要ですし、振り込む場合には事前に振り込み元の銀行口座に資金を用意しておく必要があります。
なお、住宅ローンを利用して購入する場合は、金融機関に事前審査の申し込みもおこなっておくとスムーズです。
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建売住宅を購入!売買契約の流れについて
建売住宅を購入する手続きの流れで、もっとも重要なステップは売買契約です。
売買契約時にトラブルがあると、思わぬ損失を招く恐れがあります。
売買契約の流れは、以下のとおりです。
STEP①重要事項説明を受ける
売買契約書にサインする前に、まずは不動産会社から重要事項説明を受けます。
重要事項説明では、購入する物件に関する重要な情報について、説明書に基づいて説明を受けます。
たとえば、物件の所在地・種類・構造・床面積や登記された権利の種類、法令に関する事項などです。
とくに、法令に関する事項は立て替えや活用に関わってくるため、法令上の制限がないか要チェックです。
重要事項説明の内容に合意すれば、重要事項説明書に署名と押印をおこないます。
印鑑は認印を使用することができますが、場合によっては実印が求められることもあります。
当日に焦らないよう、どの印鑑を用意すべきかを事前に確認しましょう。
STEP②売買契約の締結
次に、売買契約書を確認します。
契約内容に問題がなければ、売買契約書に署名と押印をして契約を締結します。
契約書の内容を事前に確認している場合は、相違点がないかチェックすることが大切です。
事前に確認していない場合、不明点が解消するまで何度も質問する必要があるかもしれません。
重要事項説明と売買契約はとくに重要なステップなので、後悔しないために見落としがないかを入念に確認しましょう。
そして、売買契約の際に手付金を支払います。
手付金を振り込む場合、売買契約前に振り込みを済ませ、契約時点で振り込みが完了していることを確認します。
なお、手付金を支払い後、買主の一方的な都合で契約を解除する場合、手付金は返還されないため注意が必要です。
STEP③住宅ローンの本審査の申し込み
建売住宅を購入する際、多くの方が住宅ローンを利用して代金を支払います。
住宅ローンを利用するためには、売買契約の締結後に金融機関に本審査を申し込む手続きが必要です。
申し込みの際は、申込書以外に所得証明書や住民票など、ほかの書類も必要となります。
金融機関によって必要書類は異なるため、事前に指定された書類を確認しましょう。
不動産会社が提供する書類も必要な場合には、売買契約時に打ち合わせしておくとスムーズです。
住宅ローンの申込書に押印する際、通常は認印で問題ありませんが、一部の場合では実印が必要とされることもあるので、そちらも確認しましょう。
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建売住宅を購入!契約後から入居までの流れについて
建売住宅を購入後は、どのような流れで入居できるのかも気になりますよね。
売買契約後から入居までの流れは、以下のとおりです。
STEP①住宅ローンの融資承認を待つ
住宅ローンの審査には、前述のとおり事前審査と本審査がありますが、事前審査はあくまで暫定的なもので、本審査が最終的な承認を決定します。
事前審査は約1週間、本審査は約2週間かかることが一般的です。
審査が完了し、住宅ローンが承認されると、金融機関から通知が来ます。
融資承認の通知を受け取ったら、仲介の不動産会社に連絡して次のステップに進みます。
STEP②引き渡し日と立ち会い検査の日程調整
建売住宅が完成する前に売買契約した場合、契約時に予定されていた引き渡し日や立会い検査の日程は、変更する必要が出てくるかもしれません。
たとえば、自然災害などのトラブルによって完成が遅れた場合、日程を再調整する必要があります。
また、立ち会い検査は、建物の品質、仕様、仕上がりをチェックするための重要な機会です。
何か問題があれば、この時点で指摘し、売主に修復を依頼します。
STEP③司法書士への書類送付
建売住宅の購入にともなう所有権移転や抵当権設定の登記手続きは、専門家である司法書士に依頼するのが一般的です。
所有権移転登記は、売主から買主へ不動産の名義を変更する手続きです。
抵当権設定登記は、住宅ローンの借り入れ先の金融機関が、滞納が発生したときのために備えて、不動産を担保とする権利(抵当権)を登記簿に記録する手続きになります。
売買契約時に不動産会社が、登記に必要な書類のリストを提供するため、引き渡し日までにこれらの書類を集め、司法書士に送付しましょう。
STEP④引き渡しと代金決済
引き渡し日にも立ち会い検査をおこない、問題がなければ、金融機関での代金決済の手続きに進みます。
この段階で手付金を除く残りの代金を支払い、所有権移転や抵当権設定登記に関する書類に署名・押印をおこなう流れです。
最後に、司法書士の登記申請が終了すれば、手続き完了です。
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まとめ
建売住宅を購入する際は、契約前に購入申し込みや日程調整、手付金の準備などが必要です。
売買契約の際は、契約書と重要事項説明書を入念にチェックし、契約後は住宅ローンの本審査の申し込みをおこなう流れです。
本審査通過後は、引き渡し日の日程調整や司法書士への必要書類の送付、物件の引き渡しと代金決済をおこないます。
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