マンションの売却には立地条件が関係するため、駅から近くアクセスが良い物件のほうが好条件で売却しやすいのが一般的です。
しかし、駅から遠い中古マンションであっても売却ができないわけではなく、方法次第では高値で売却できます。
この記事では、駅遠の中古マンションの売却が難しい理由や、駅遠でも高く売却できるマンションの特徴、駅遠の中古マンションを高く売却する方法をご紹介します。
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駅遠の中古マンションの売却が難しい理由
マンションの売却をご検討中の方のなかには、駅から遠いことを理由に高く売れないのではと心配している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
たしかに、駅遠の中古マンションは駅近の中古マンションと比較すると高値で売却するのが難しいのが現状です。
その理由をご紹介します。
駅遠マンションとは
そもそも、駅からどの程度離れたマンションが駅遠に該当するのでしょうか。
明確な定義はないものの、一般的に最寄駅から徒歩10分以上かかるマンションが駅遠マンションとみなされるのが一般的です。
マンションなどの物件情報には駅から徒歩何分かかるかが記載されていますが、この数値は道路距離80mにつき1分として計算するよう定められています。
したがって、最寄駅から道路距離で1.2km以上離れているマンションであれば駅遠だと考えて良いでしょう。
駅遠の中古マンションが高値で売れない理由
駅遠の中古マンションが高値で売れない大きな理由が、駅から近ければ近いほどマンションの需要が高くなる点です。
中古マンションの買い手にとって、物件を選ぶ際に大きなウエイトを占めるのが立地です。
どのエリアに住むかも重要ですが、最寄駅からどの程度かかるのかという点も立地条件を考えるうえで重視されます。
通勤や通学などで頻繁に駅を利用する方にとっては、駅からの距離は生活の利便性を大きく左右する重要なポイントです。
しかし、あまり駅を利用しない方でも、「駅から近い方が便利だろう」ととくに理由がなくても駅近のマンションを選ぶケースも少なくありません。
このように、駅から近いマンションは買い手からの需要が高いため、多少強気な価格でも売却できる可能性が高くなります。
一方、駅から遠いマンションは比較的人気がないことから、価格を低めに設定して売却するケースが多く見られます。
しかし、駅遠マンションにもさまざまなメリットがあり、売却方法を工夫すれば高値で売却が可能です。
駅遠の中古マンションを売却する際には、メリットや魅力を買い手にしっかりとアピールしましょう。
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駅遠でも高値で売却が可能な中古マンションの特徴
駅遠の中古マンションは需要が低いケースが多いものの、なかには人気が高く高値で売却できる物件も存在します。
駅から遠くても高値で売却できる中古マンションの主な特徴をご紹介します。
バス停が近くにある
駅からの距離が遠くても、バス停が近くにある物件は高値で売れるケースが多いです。
マンションの目の前にバス停があり、通勤や通学などに利用できるのであれば、駅から遠くてもあまり問題はありません。
駅まで行かなくてもバスを使えばさまざまな場所へ行けることをアピールすれば、物件の魅力を買い手に伝えられるでしょう。
子育てしやすい環境が整備されている
駅から遠い立地でも、子育てしやすい環境であれば子育て世帯からの需要が高く、高値で売却できる可能性が高くなります。
子どもの誕生をきっかけに子育てに向いているエリアに引っ越したいと考える方は多いため、買い手も見つかりやすくなるでしょう。
たとえば、マンションの近くに大きな公園があれば、子育て世帯に対して大きなアピールポイントになります。
また、子どもが入学する前に人気の学区に引っ越したいと考える方も一定数いるため、人気の学区内にある場合も積極的にアピールするのがおすすめです。
子育てに向いている立地の中古マンションを売却する際には、子育てに関係のあるポイントを中心にアピールしましょう。
再開発が予定されている
マンション周辺がすでに再開発されているケースはもちろん、これから再開発が予定されているケースでも高値で売却できる可能性が高くなります。
再開発されたエリアは地域一帯の価値が高まるため、今後再開発が予定されるエリアにある中古マンションも価値が高まると予想されるからです。
マンションの近くに大型ショッピングセンターが建設されることが決まっているなど、再開発の予定がある場合は積極的にアピールしましょう。
大型ショッピングセンターのような生活に便利な施設ができれば利便性も高まるため、多少強気の金額でもマンションを売却できる可能性があります。
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駅遠の中古マンションを高値で売却するポイント
駅遠の中古マンションを高値で売却するには、ポイントを踏まえてしっかりと売却戦略を立てることが重要です。
主なポイントをご紹介します。
ホームインスペクションを実施する
ホームインスペクションとは、住宅の専門家がマンションの劣化具合や欠陥の有無を検査し、修繕が必要な場合はアドバイスをするサービスです。
売却したい中古マンションに問題がないことを証明できるので、買い手に安心して購入してもらえます。
また、マンションに問題がないことを証明できれば、値引き額を抑えて高値で売却できる可能性が高くなることもメリットの1つです。
売り手と買い手の双方にメリットがあるため、駅遠の中古マンションを売却する際にはホームインスペクションを実施すると良いでしょう。
ホームインスペクションにかかる費用は5万円~7万円程度が目安ですが、検査のオプションによっては費用が高額になるケースもあります。
どこまで詳しく検査するか迷ったら、不動産会社に相談するのがおすすめです。
タイミングを見極める
中古マンションを高値で売却するには、売りに出すタイミングも重要です。
とくに、同じマンションの別の部屋が売り出されているときには売却時期をずらしましょう。
同じマンションの部屋は周辺環境や間取りなどの条件がほとんど同じなので、価格競争になるケースも少なくありません。
そのため、もし高値で売却することにこだわるのであれば、同じマンションにライバルがいないタイミングで売却活動を進めるのがおすすめです。
タイミングをずらせば価格競争になる心配もなく、ご自身の売りたい価格でマンションを売りに出せます。
査定額より1割高い売り出し価格を設定する
中古マンションを高値で売却したい場合は、査定額よりも高い金額で売り出すのも手段の1つです。
査定額はあくまでも売却できそうな目安の金額であり、査定額より高い金額でも売却できる可能性は十分にあります。
近年の中古マンションは売り手市場になっているため、駅遠の中古マンションでも高値で売却できる可能性が高くなってきています。
しかし、あまりにも高い売り出し価格を設定してしまうと、買い手が見つからずにマンションが売れ残ってしまうことになりかねません。
売れ残ってしまうリスクを軽減するためにも、売り出し価格は査定額より1割高い程度に設定しておくと良いでしょう。
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まとめ
駅遠の中古マンションは、その立地条件から駅近の物件よりも需要が低く、高値で売却が難しいケースも少なくありません。
しかし、駅から遠くても、子育てしやすい環境が整備されているなどのメリットがアピールできる物件であれば高値で売却できる可能性が高くなります。
駅遠の中古マンションを売却する際には、ホームインスペクションを活用するなどのポイントを踏まえて売却戦略を立てましょう。
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