一戸建てを購入しようと検討している場合、1階建ての家と2階建ての家のどちらが暮らしやすいか迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
家を購入する前に、それぞれの家の特徴を把握して比較すると、住まい選びの際に役立てられます。
そこで今回は、平屋と2階建てそれぞれのメリット・デメリットに加えて、向いている世帯の特徴について解説します。
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平屋と2階建てを比較!平屋のメリットとデメリット
平屋の住宅にはどのようなメリットとデメリットがあるのか、解説していきましょう。
平屋のメリット
1階建てはフロアが1つしかないので間取りや部屋の配置がシンプルで、生活動線も複雑でない点が1つ目のメリットです。
たとえば、洗濯機から取り出した洗濯物を干す際に、最短距離で物干し場まで移動できます。
また、買い物から帰った際も、買ってきた食材を収納するキッチンまでのルートの無駄を省けるため、重い荷物を持って移動するストレスがありません。
2つ目のメリットは家族との関わりを増やせる点で、ワンフロアにすべての居室があって家族みんなが近い距離で生活しており、コミュニケーションが取りやすい点です。
平屋のメリット3つ目は建物に高さがないので安定性に優れており、地震や台風などの災害で揺れが生じたときに影響が少ない点です。
上の階ほど揺れを大きく感じるので、1階で生活していると不安が少ないでしょう。
さらに2階まである家よりも外壁部分が小さく、足場を組む際にも高さを必要としないため、外壁塗装をはじめとしたメンテナンス費用を安く抑えられるのが4つ目のメリットです。
平屋のデメリット
平屋を建てる場合、居室やリビングダイニング、バスルームやトイレなどすべての部屋をワンフロアに配置しなければなりません。
そのため建ぺい率などを考慮すると広い土地を必要とするため、土地の費用が高くなる、固定資産税が高額になるなど、費用がかかるのが1つ目のデメリットです。
平屋の2つ目のデメリットは、家の周囲に2階建てなど高さのある建物が建つと、風通りや日当たりが悪くなる可能性がある点です。
風通りや日当たりを確保したい場合は、周囲の家との間にある程度の距離を設ける必要があります。
また、台風や豪雨の際に上の階に避難できないため、浸水被害に遭いやすいのが3つ目のデメリットです。
いざという時に素早く行動できるよう、あらかじめ地域のハザードマップで予想される被害をチェックしたり、避難場所や避難経路を把握したりしておきましょう。
4つ目のデメリットは不審者が侵入しやすい点で、1階は窓からでも短時間で簡単に入られてしまうため、二重鍵を取り付けるなど厳重なセキュリティ対策が必要です。
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平屋と2階建てを比較!2階建てのメリットとデメリット
2階建ての住宅で考えられるメリットとデメリットは次の通りです。
2階建てのメリット
2階建ての住宅は、室内が1階と2階に区切られているため、家族みんなで生活する空間とプライベートな空間を分けやすいのが1つ目のメリットです。
とくに、小学校高学年や中学生の子どもがいる家庭は個室を用意してあげる必要があります。
ただ、食事は1階のダイニングで、勉強は2階の個室でといったように生活にメリハリを付けやすくなります。
2つ目のメリットとして、2階建ては階上にも部屋を作れるので、同じ延床面積でも1階建てほど広い土地を必要とせず、建築コストも抑えられる点が挙げられます。
狭い土地でも希望に合った数の居室を作りやすいので、駅近や都心部など利便性の高い地域に家を建てられるでしょう。
さらに、親世帯と子世帯が同居をする場合、1階と2階で生活空間を分けられるので、プライバシーを守りながら二世帯がストレスなく生活できるのが3つ目のメリットです。
2階建てのデメリット
2階建てのデメリット1つ目は階段の上り下りが日常的に必要な点で、高齢者が暮らしている場合や、小さい子どもがいる家庭は不便に感じるでしょう。
また、成長した子どもが自立して夫婦2人で生活するようになると部屋が余ってしまい、階段を上る不便さもあって2階部分をまるで使わなくなる可能性もあります。
2つ目のデメリットとして挙げられるのは家族の関わりが減ってしまう点で、外出先から帰ってきた子どもが自室に直行してしまい、親と会話しなくなるのはよくあるケースです。
さらに、それぞれの部屋でエアコンを使ったり、リビングに吹き抜けがあって冷暖房が効きにくくなったりして、光熱費が高くなるのが3つ目のデメリットです。
4つ目のデメリットは、2階部分がある建物は1階のみの建物よりも安定性に欠ける点です。
地震の際に揺れを大きく感じやすく、脆弱な地盤に建っている場合は倒壊の可能性もあります。
災害リスクを減らすためにも、地盤の状態や建物の耐震性について確認したうえで家を購入するのが大切です。
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平屋と2階建てそれぞれに向いている世帯の特徴について
平屋と2階建てのどちらに向いているかは、世帯の家族構成や特徴によって異なります。
平屋に向いている世帯の特徴
1階建てに向いているのは、高齢者や小さい子どもがいる家庭で、バリアフリーを必要としている世帯です。
階段を上り下りしなくても各部屋を移動できるので、子どもが階段から落ちてケガをしたり、足腰が不自由になった高齢者が不自由な思いをしたりせずに済みます。
また、家族が常に近い距離で生活しており、コミュニケーションが取れる関係でいたいと思っている場合も、1階建てに適しています。
大きめの敷地に家を建てられればワンフロアでもゆったりとしたスペースを確保でき、家族の人数に合わせて個室も用意できるでしょう。
さらに、賑やかな都市部よりも自然が多い場所や、郊外の静かな地域で暮らすのを好む場合も平屋がおすすめです。
広い土地に家を建て、周辺の住宅との距離が適度に保たれていれば、人目を気にせずにのんびりと生活を送れるでしょう。
このタイプの家は2階部分の重みを支える必要がないため柱を少なくでき、広々としたダイニングルームなど開放的な空間を楽しめる住宅を建てられます。
また、地震が発生したときのために揺れが小さく耐震性が高い建物を望む場合は、1階建てに住む方が安心です。
2階建てに向いている世帯の特徴
2階建てに住むのに向いているのは、家族同士がそれぞれプライバシーを守りたいと考えている世帯です。
ある程度成長し思春期を迎えた子どもがいる場合や、親世帯と子世帯が同居する必要がある場合などは、1階と2階に分かれていてある程度距離を保てるほうが快適に暮らせます。
また、広い土地の購入資金を用意するのが難しく、建築コストを節約したいと考えている世帯にも2階建ては向いています。
ちなみに、基礎部分や屋根の面積が大きく固定資産税が高くなりがちな1階建てと比較すると、2階建ては税金も抑えられるため建築後のコスト節約も可能です。
狭い土地でも生活スペースが確保できるため、駅近や都心部で生活するのを重視したいと考えている場合も、このタイプの住宅を選んだほうが良いでしょう。
さらに、外部からの視線や不審者の犯罪が気になる場合、主な生活スペースを2階に設けたつくりの家のほうが安心して暮らせます。
もう1点、水害が多い地域に家を購入する場合は、浸水リスクを減らすために上の階に避難できる2階建てを選ぶほうが安心です。
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まとめ
平屋は生活動線に無駄がない、耐震性が高いなどのメリットとともに広い土地が必要などデメリットもあります。
2階建てはプライベート空間を確保しやすい、建築コストが安いなどのメリットがある反面、階段を上ったり下りたりするのが大変などのデメリットがあります。
自分たち家族の特徴や家族構成を踏まえて検討しましょう。
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